第四回読書感想シリーズ

DATE:2004/06/15/08:25 PLAN:空の境界(下)/奈須きのこ 読始

空の境界 下 (講談社ノベルス)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

DATE:2004/06/21/22:00 PLAN:空の境界(下) 読完

マジ良かった。難しい議題をここまで落としこめてるのは凄い。鮮花萌。「 」の境界があることを胸にしまっておくことにする。

余談

上巻で不満だった部分が、下巻にはなかった。
場面の切り替わりも少なく、感情の高まりが素直にカタルシスへ流れていき、気持ち良く読めた。
奈須きのこの作品の魅力ってのは、なんといっても格闘描写につきる。
文字が動きだすかと思うような漫画的な表現。
映像の無いアニメーション。
いくら言い尽くしても言い換えれない何とも言えない魅力がそこにはある。
難しい事といったのは、
森羅万象、
裏と表、
そういった世界の出来方みたいなこと。
それらを空の境界として捉えて、それを現実と虚構の境界にうまく当てはめている。